しばらくご無沙汰している間に、冬が終わり春がやって来ました。皆さまおかわりなくお過ごしでしょうか。

先月末、大変お世話になっていた音楽評論家の野中國亨先生がお亡くなりになりました。ご葬儀の会場ではマーラーの交響曲第9番第4楽章が流れていて、とても穏やかな良い式でした。先生は最後まで思う存分音楽を楽しみ、音楽人生を全うされたのだなぁと、安らかなお顔を見ながら感じました。そして今、先生が尊敬する、愛する作曲家たちと同じように旅立たれ、大作曲家たちと旧知の仲のように音楽談義に花を咲かせているのだろうなぁ。心よりご冥福をお祈りいたします。